【”半”って何だ】 自作ツールによる欧米輸入の半自動化とは?

こんにちは!Ryoku(@ryoku_dev)です。

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ブログのプロフィールやらTwitter名にやたら「半自動化」って書いているけど、実際どんなもんじゃい

という疑問に先回りして応えるべく、私が自作ツールをどのような考えのもと作り、どのように活用して欧米輸入(転売多め)を回しているのかをざっくりご紹介します!

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リサーチは欧米輸入ならではの部分もありますが、それ以外はどの物販も共通の内容です!

目次

半自動化の”半”って何だ?

半自動、実に曖昧な言葉です。全自動の100%に対して、どのくらいの作業が自動化されていれば半自動でしょうか。「半」の意味そのままの50%だと、全然半自動な感じしないですね。不思議です。

おおよそ8割方の作業が自動化されており、残り、特に意思決定が生じる部分を中心に手動、この辺りが共通的なイメージではないでしょうか。私はこのような意識で使っています。

また、プロフィール記事では「半自動化=脳死状態でも回せる」と書きました。あんまり意思決定に負荷がかかっても半自動化とは言いづらそうです。少なくとも意思決定のための情報をあちこち集めて回らなくてもいいようにしたいです。

ということで、ここでの私の考える半自動化とは、

  • 人手で行う作業は極小化されている
  • 判断に必要な情報は全て提示されている

状態だと決めました。

半自動化の肝

先ほど勝手に定義した半自動化の状態

  • 人手で行う作業は極小化されている
  • 判断に必要な情報は全て提示されている

を実現するには

データを一元管理し、そのデータを元に業務全体をワンストップでサポートする

ということが肝要と思う次第です。

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で、ですよね。定義に沿って例で説明します!

「人手で行う作業は極小化されている」ためには

一つ一つの面倒な作業、例えば「商品ごとの仕入れコストを計算する」「商品を価格を改定する」「売上データから利益計算する」など、をツールが肩代わりしていくことは当然でありますが、バラバラに実行するのでは半自動化とは言い難い。

なぜなら、一つの作業のアウトプットが次の作業のインプットになっており、その接合部分にこそ手間を要したり、ミスが発生したりするからです。

上の例で言えば、各商品の「仕入れコスト」が「価格改定」のインプットになります。仕入れの度に「手入力する」「CSVを吐き出して渡す」などが接合部分です。月1ならいいとしても頻繁に発生する場合はインパクト大です。そもそも面倒でやらない人もいますね。

接合部分で手間がかかる!

これに対して、私は一か所のデータを使って仕入れと価格改定をしています。さらに言うと同じデータで商品登録、納品プラン作成もします。仕入れのデータ(何を、いつ、どこで、いくらで買って、今どんなステータスか)を使い、商品登録・納品をして、出品後、そのまま仕入れコストを見て自動的に価格改定が動きます。

接合部分がない!手間いらず!

そんな感じで、一元管理されたデータを使って業務をワンストップで実行するツールを使って、各作業を自動化するだけでなく接合部分をなくし、人手の作業を極小化します。

「判断に必要な情報は全て提示されている」ためには

  • 商品を仕入れるかどうか決める
  • 今月の仕入れ量を決める
  • 価格を下げるかどうか決める

相乗り出品であればルーチンワークが大部分を占めるものの、判断が必要なポイントはいくつもあります。こんな時、今今の作業に関わるデータしか見られないと、意思決定が難しいケースもあります。

例えば、Keepaの価格アラートを使って仕入れを行う場合です。一度リサーチしストックした商品について、仕入れ判断を行う場合、「利益」「需要」「競合」以外にも見なくてはいけない指標があります。

例えば自分の在庫です。 当たり前ですが、いくら利益が出て、たくさん売れ、ライバルが少ない商品でも自分の在庫が潤沢だったら買わないですよね。これはKeepaの商品データだけでは見えません。

私は自作ツールを使って、リスト化した商品を数日おきに更新して「今買うべき商品」を抽出しています。この時、最新の「利益*」「需要」「競合」を取得するだけでなく、自在庫の数も使って今買うべきかを判断します。

* 利益は現在価格のものだけでなく、一番売れていた価格の利益も見ます

「今買うべき商品」の抽出イメージ

その他にも、ある商品が売れた時点で「いつ、いくつ買った商品が、残り何個か」を提示しリピート仕入れを判断したり、在庫全体の回転率・回収率を見て、リサーチや発注のGO/STOPを決めたり、とデータを一元管理し、今今の作業に含まれない情報も判断に必要なものは提示するツールの作りにしています。

次では、そんな半自動化の肝と考える一元管理ワンストップをキーワードに作った自作ツールの概要をご紹介します!

ツールの概要

大変、大変に前置きが長くなりましたが、Ryokuはどんなツールを使っているのか、何ができるのか、の概要説明です。

ツールの実体

データベースっぽいイメージ図を出してきましたが、ツールの実体はGoogle Spreadsheetのアドオンです。管理表にアドオンをインストールすると、その管理表の上で一通りの業務が実行されます。

例えば、仕入れと在庫の管理表にアドオンをインストールすることで、シート上で、仕入れのステータス確認、商品登録、納品プラン作成、在庫数管理、価格改定などができます。

また、Webサイトが絡む一部の作業はChrome拡張を組み合わせ自動化しています。例えば、海外Amazonのカート画面で拡張をクリックすると購入商品が仕入れのシートに入ります。

仕入在庫管理のシートとアドオン。シートの値は人手ではなく全てアドオンにより入力されます

ツール=アドオンの対象となるスプレッドシートは、

  • 商品リスト(リサーチ)
  • 仕入在庫管理
  • 売上管理

の3つです。ただし、それぞれの中には(補助シートがあるものもありますが)、基本的には1シート(タブ)があるだけです。アドオンの機能で都度必要な部分のみを表示します。

この3つで欧米輸入(転売・直取)の業務ほぼ全てをワンストップで回しています。管理表として他に使うのはセラーリスト、交渉の進捗管理シートぐらいです。

ツールの機能

本当は業務のフロー図を作って、そこにツールの機能をプロットしてみようかと思ったんですが、大変すぎてやめました。個人的にはあまり好きじゃないのですが、今回は手抜きで機能一覧を貼ってお茶を濁します・・・!

「ふーん」と適当に眺めてください。別記事でリサーチ、仕入在庫管理、売上管理のそれぞれの詳細を説明したいと思います。

リサーチ機能
  • ASIN一括取得 (セラー、カテゴリ、キーワード、ブランド、関連商品、バリエーションなどから)
  • ASIN,EAN,UPCからの一括情報取得 (日米欧Amaの価格、販売数、ライバル数、自在庫、各種費用見積もりなど)
    • 不一致ASINの自動紐付け
    • 自動除外 (既出、NGカテゴリ、NGワード、低販売数、低価格などの商品を除外)
  • 今買うべき商品の自動抽出 (リストの中から、利益高、需要大、競合少、自在庫なしの商品を抽出)
仕入・在庫管理
  • Amazonカート画面からシートへ自動記入 (商品情報、価格、送料、税金など)
  • MyUSの価格の半自動入力 (商品名と価格をMyUSページに埋め込み)
  • 仕入れ商品のステータス自動管理 (ex. 未発送、発送済、転送会社到着、転送済、納品済、在庫あり、在庫切れ)
  • 仕入れ商品を1クリックで商品登録、納品プラン登録、1枚ずつFBAラベル印刷
  • 自動価格改定 (仕入れコスト、ライバルに基づき)
    • 自動値上げ (単独カートの場合、カートが自社発送の場合など)
売上管理
  • 自動売上取得・商品ごとの利益計算
    • 他販路をマージした自動売上・利益計算 (Yahooショッピング、楽天市場、Wowma)
  • リピート購入サジェスト
  • 月別実績の算出 (売上、利益、総資産、在庫高、仕入高、在庫回転率など)
  • サンクスメール送信
  • 注文速報メール
その他
  • ユーザー各自が持っている管理表への導入可能
  • Amazon複数アカウント対応
  • 輸入/輸出対応 (輸出はあんまりテストしてません)

まとめ

今回は、「半自動化、半自動化言ってるけど何してるの?」という、ブログを読んでくれた人誰しもが思うであろう疑問に少しでも答えようと書き始めました。結果、

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ここでの半自動化とは「人手で行う作業は極小化されている」「判断に必要な情報は全て提示されている」と定義して、そのために「データを一元管理し、そのデータを元に業務全体をワンストップでサポートする」ツールなんだ!例えば・・・

と、すっごい頭でっかちの記事になってしまいました。淡々と機能紹介でもいいんだけれど、せっかくなら普段からぼんやり考えていることをまとめてみよう、という意気込みだけは買ってください・・・。

さて、細かい話はまた別記事に譲るとして、このツール、我ながらうまく回っている良いものではないかと自負しております。こういう言い方は胡散臭くてどうかとは思うのですが、実際に「1日2時間で月利100万円」という状態ができています(純粋な物販にかける時間で本当はたくさん仕事してます。開発とか開発とか)。

モニターという形ですでに数人の方にも使ってもらっていますが、非常に高評価です。そして、そのやりとりの中で感じるのが、このツールの再現性の高さです。

当然といえば当然で、もともと他の物販ビジネスよりも再現性の高いであろう欧米輸入を、(私の、ではありますが)詳細な作業手順、管理方法として定式化し、それを極限まで人手がかからないようにシステム化しているので、とにかく再現性だけは高いはずです。

そんな訳で、いずれこのツールをサービス化することを目指して、日々ツール開発に勤しんでおります。

ツールといえば、このブログの中でいくつか無料公開しています(これからどんどんしていきます!)。位置付けとして、今回のツールの一部の機能を切り出したものが多くなります。Keepa APIのお試しツールの「SHEET for Keepa」にも、私が日々使っているリサーチツールと共通のエッセンスが多く入っています(「今買うべき商品」の抽出だとか、新規ASINのみの登録だとか)。よければぜひお試しください。

まとまらないまとめになりましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!

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