今、仕入れ時の商品を抽出しよう(今日の候補)

LISTIQリサーチは、「今」または「将来」仕入れる機会のある商品をスプレッドシートにストックし、それを販売・仕入状況の変化に合わせて抽出するツールです。前ページで説明した1クリックフィルタでは、商品をストックした時点で「今」仕入れるものを抽出し、仕入れを行う方法を解説しました。

今回は、ストックした時点から「将来」、つまり販売・仕入状況の変化に合わせて仕入れ時の商品を抽出する「今日の候補」機能について解説します。

この「今日の候補」機能を使えば、一度ストックした商品の繰り返しリサーチ、リピート仕入れを容易に行うことができます。いわばLISTIQリサーチのメインとなる機能です。

目次

今日の候補

「需要/競合/利益」フィルタの右上にある「今日の候補」ボタンをクリックするとダイアログが立ち上がります。

「今日の候補」ボタンをクリック

 

 

 

 

「今日の候補」ダイアログが表示

「今日の候補」ダイアログの中には、5つのSTEPがあり、一つずつ実行していくことで、フィルタリングと情報取得を繰り返しながら、徐々に仕入れの候補を狭めていくことができます。

各STEPを経ることで最終的に、利益があり、需要があり、競合が少なく、自在庫が少ない商品だけが抽出されます。

続いて各STEPの説明です。

STEP1 価格更新

STEP1ではストックされている全商品の販売価格を更新します。

ただし、「今日の候補」ではNEWとDELのラベルがついている商品は抽出の対象外とします。これらのラベルのある商品は「保留状態でストックされていない商品」という扱いのためです。

欧米輸入SP版では購入価格も一斉更新します。この時、「販売価格」「購入価格(amazon.com)」「ヨーロッパ」を対象に含めるか選択できます(例えば、ヨーロッパの価格更新の途中でエラーが出た場合には、「ヨーロッパ」にだけチェックを入れて再実行することができます)。

なお、「ヨーロッパ」のチェックボックスはのオプション「ヨーロッパの価格」と連動しています。

欧米輸入SP版のオプション

STEP2 利益率でフィルタ

STEP1で更新した価格を元に、全商品の中から利益率が設定値以上のもののみを抽出します。

オプションの「出品者がいない商品を残す」をオンにすると、在庫切れのため販売価格がない(=利益率が計算できない)ものも抽出します。

STEP3 販売数でフィルタ

STEP2により、利益率が基準値以上のものだけが表示されます。STEP3では表示中の商品を対象に販売数の取得を行い、3ヶ月の平均販売数が基準値以上のもののみを抽出します。また、「フィルタのみ」ボタンをクリックした場合には、販売数の取得は新たには行わず、スプレッドシート上の販売数データを使ってフィルタをかけます。

STEP3のオプションは以下の通りです。

最頻価格の利益率

販売数と同時に取得する「販売時点の最頻価格」での利益率でフィルタすることができます。これは、STEP2の現在価格の利益率だけでは一時的に値上がりした商品も抽出してしまうためです。

カートの最頻価格を取得

最頻価格は、デフォルトでは送料を含まない最安価格を取得しますが、このオプションをオンにすると送料を含むカート価格を取得します。ただし、Keepa APIのトークンを1商品あたり追加で2必要になります。

※このオン/オフは、のオプションと連動しています

ランキングなしを残す

Keepaのランキンググラフがなく販売数が取得できない商品を残します。これは、ランキングがない商品の中には、実際には売れている商品があるため、このような商品を非表示にしないためのオプションです。

Keepa APIのトークンの自動回復待ち機能

LISTIQリサーチでは、Keepa APIのトークンが0になった場合に自動で回復を待ちながら実行する機能を備えています。このため、対象となる商品がKeepa APIのトークン上限よりも多い場合も、止まらずに販売数の取得が可能です。ただし、前述の通り「カートの最頻価格を取得」をオンにした場合には、通常の3倍のトークンが消費されるため、回復待ちの時間が多く発生し、実行時間が極端に長くなる可能性がありますのでご注意ください。

STEP4 セラー数でフィルタ

STEP4では、STEP3で抽出された商品に対して、FBAセラー数を取得し、1ヶ月で販売できる数量の目安である
「平均販売数/(FBAセラー数 + 1)」が基準値以上のものだけを抽出します。また、「フィルタのみ」ボタンをクリックした場合には、FBAセラー数の取得は新たには行わず、スプレッドシート上のFBAセラー数データを使ってフィルタをかけます。

オプションの「カート圏のFBA数のみを取得」がオフの場合には、全てのFBAセラー数をカウントしますが、オンの場合にはカート価格付近の価格をつけているFBAセラー数のみをカウントします(どこくらいまでをカート価格付近と見なすかは設定シートで変更可能です)。

※このオン/オフは、のオプションと連動しています

なお、「カート圏のFBA数のみを取得」をオンにすると、MWS APIの制限により1時間に200件までしか取得ができません。200件を超える場合は途中終了し、再実行可能時間を知らせるメッセージが表示されますので、その時間以降に「取得&フィルタ」を再度クリックしてください。

STEP5 在庫数でフィルタ

STEP5では、表示中の商品の自在庫数を取得し、以下の計算式に基づき「在庫切れまでの日数」を見積もります。

在庫切れまでの日数 = 自在庫数 / (販売数/FBA数) * 30

そして、この日数が基準値以下の商品のみを抽出します。また、日数の基準値が0の場合には在庫が0の商品のみを抽出します(「フィルタのみ」ボタンをクリックした場合は、在庫数の取得を新たに行わずスプレッドシート上の自在庫数データを使ってフィルタをします)。

例えば、基準値が15日のケースを考えます。「販売数/FBA数」が1.5、「在庫数」が3の場合には、「在庫切れまでの日数」は60日になり、基準値を上回るのでこの商品は非表示になります。一方、「販売数/FBA数」が4、「在庫数」が1の場合には、「在庫切れまでの日数」は7.5日になり、基準値を下回るのでこの商品は表示されます。

全STEPを一括実行

スプレッドシートに登録している商品数が多い場合、5つのステップを実行するのには時間がかかります。「全STEPを一括実行」ボタンをクリックすれば、全てのステップを自動で逐次実行します。

ただし、処理量が多く途中で止まったりエラーが発生したりことも起こりうるため、手動で何度か実行し、各ステップの動作を理解した上で実行するようにしてください。

LISTIQでは、長い時間がかかる処理の最中にPCがスリープすると処理が止まってしまうため、その場合にはスリープを無効にするなどの対策をお願いします。

これは、LISTIQはアドオンがサーバーサイドのGoogle Apps Scriptを呼び出す形式で動作しますが、アドオン自体はクライアントサイドのブラウザ上で動いているためです。

抽出結果が再登場するのは・・・

「今日の候補」の抽出結果に出てきた商品は一定期間抽出されなくなります(期間は設定シートで設定可能です。初期値は14日間です)。

この内部的な仕組みとして、各STEPで基準値と比較して基準値を超えている商品には、「CHECK2」という列定義の列にその日の日付を入れます。次のステップで抽出しなかった商品の日付は削除し、日付が残っているものだけをフィルタ表示する、というように動作します。

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