ここではスプレッドシート上の商品を選択して(情報取得)をクリックし、商品情報を更新する方法について説明します。
商品の選択と機能実行
対象商品を選択した状態でをクリックすると、ドロップダウンメニューの中でチェックされたアクションを、オプション内容に従って実行します。実行の結果、選択中の商品の情報が更新されます。


アクション
「情報取得」のアクションは次の3つです。
- 商品情報・価格
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商品の基本情報(タイトル、画像、重量など)に加え、カート価格(なければ最低価格)、出品者数、Amazon手数料を取得します。
- 販売数
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直近1ヶ月の販売数と、3ヶ月の平均販売数を取得します。同時に、販売時点の最頻価格も計算します。
Keepa APIを用いるため、1ASINあたり1トークン消費します。 - 自在庫数
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「LISTIQマネジメント」を利用している場合は、購入時点から在庫数にカウントします。そうでない場合は、FCにある在庫数のみをカウントします。

Keepaのグラフを解析し、実際に商品が売れた時点での価格を並べ、その中で一番頻度が多かった価格を「販売時点の最頻価格」として「販売数・最頻価格」列に表示します。
(一方で、Keepa APIでは通常、全時点の平均価格を返します。平均価格だと実際には売れていない価格を加味した価格が取得される場合が多々あるため、最頻価格の方が有意義な数字になります)
なお、各販売時点の価格は桁に応じて四捨五入をし、最頻価格を計算しています(例:1986円 → 1990円、14677円 → 14700円)
販売数の取得には、Keepa APIのトークンを消費します。Lisiqリサーチではトークン不足で処理が止まることのないように、Keepa APIが0になった場合にトークンの回復を待ちながら実行を継続します。
オプション「販売数」をオンにすると、「Amazon本体」列で出品状態も取得できます。Amazon本体の出品がある場合は以下のいずれかが表示されます。
- カート価格
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Amazonがカート価格(付近)に価格をつけている場合
- 高値
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現在Amazonの出品があるが、カート価格よりも高い価格をつけている場合
- 不在
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過去3ヶ月の間にAmazonの出品があったが現在は不在の場合
オプション
「情報取得」のアクション「商品情報・価格」と「販売数」には、以下で説明するオプションがあります。
「商品情報・価格」のオプション
- ヨーロッパの価格
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欧米輸入SP版のみの機能です。日米Amazonの価格に加えて、ヨーロッパAmazonの価格を取得します(別途解説)。
- カート圏のFBA数
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ライバルとなるセラー数を取得する際に、このオプションがオフの場合は全てのFBAセラー数を取得しますが、オンになっている場合はカート付近に価格をつけているセラーのみを取得します。(いくらまでをカート付近の価格と見なすかは設定シートで設定可能です)
※ このオプションをオンにすると1時間に200件までしか情報取得ができなくなり、それを超えた場合はエラーが発生します
「カート圏のFBA数」オプションをオフにした場合は15人程度、オンにした場合は20人程度までしか、正確にFBAセラー数を取得することができません。それ以上のセラーが存在しうる場合は「より多数の可能性あり」というメモが表示されます。

列のカスタマイズによって「BOXPRICE_OFFERS_RATE」列を追加することで、全FBA出品の内、カート圏内の価格をつけている出品の割合を取得できます。
このカート圏出品率が低い場合は、一部の出品者が追従できない価格まで下げている出品者がいると言うことなので、今後も価格の下落が予想されます。逆にカート圏出品率が100%に近い場合は、価格が安定していることを意味します。
「販売数」のオプション
- カートの最頻価格
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通常Keepa APIではカート価格ではなく送料を含まない最安価格を取得するため、「販売時点の最頻価格」も最安価格を用いて計算されます。このオプションをオンにすると送料を含むカート価格を使って「販売時点の最頻価格」を計算します。
※ ただし、1ASINあたり追加で2トークン消費します - レビュー
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レビューの総個数とレビューレート(星4.3など)を取得します。
※ ただし、1ASINあたり追加で1トークン消費します