「資産推移」シートでは、総資産の把握に加えて、現在の在庫に対して回転率、回収率、在庫日数の割合など、在庫の評価が可能です。
これらの在庫の評価は、月末時点で取得された在庫高を用いて自動的に計算されます。

目次
仕入高
当月に行った仕入れの合計額です。
回転率
現在の在庫が、きちんと売れて手元に残らず出て行っているか、在庫の健全性を表す指標です。
LISTIQレポートでは次の式で計算します。
当月の回転率 = 当月の販売原価 / 当月の平均在庫高
平均在庫高は、(月初在庫高 + 月末在庫高)/2で計算します。
単純化して言うと、その月にある在庫がその月に全て売れた場合には回転率は100%になり、半分売れた場合には50%となります。
回収率
仕入れに使った金額が、売上としてどれだけ回収(入金される状態になった)できたか、キャッシュフローの良し悪しを表す指標です。
LISTIQレポートでは次の式で計算します。
当月の回収率 = 当月の入金予定額 / 前月の仕入高
入金予定額は、「売上高 – 販売手数料」で計算します。
単純化して言うと、今月の販売によって、前月に仕入れた金額分が全て入金される状態になっていれば100%です。一般に、70%を超えていればキャッシュフローとして問題がないと言われています。
在庫月数
現在庫がいつ仕入れをしたものか、その分布を示した指標です。
LISTIQレポートでは、
- 3ヶ月以内
- 4-6ヶ月
- 7ヶ月以降
の3段階に分け、それぞれの割合を表示します。
もちろん3ヶ月以内の在庫割合が多いほど不良在庫がなく健全です。