海外からの輸入の場合には、かかる国際送料や関税・消費税を、一般的には商品原価に含め扱います。
LISTIQマネジメントでは、一回の海外からの輸送でかかったこれらの費用を、
- 国際送料は、重量の割合
- 関税・消費税は、購入価格の割合
で各商品に割り振ることができます。
具体的な手順を紹介します。
輸入モードの場合、「仕入管理」タブに「国際送料・税金を入力」ボタンが表示されますので、これをクリックすると入力用のダイアログが表示されます。


送料・税金を割り振る対象となる商品を選択します。選択方法は以下の3つがあります。
- 選択商品
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仕入管理シート上で(複数・範囲)選択をしている商品
- トラックナンバー
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「Tracking No.」列の値を指定。海外から直送する場合はこれを選択
- FFトラックナンバー
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「FF Traking No.」列の値を指定。転送業者(Freight Forwarder)から転送する場合はこれを選択
国際送料と関税・消費税をそれぞれ、通貨を指定して入力します。関税・消費税は実際は日本円固定ですが、国際送料は円の場合と外貨の場合があります。
例えば、転送業者の場合、PayPalやクレジットカードの請求が荷物が到着するよりも先に日本円で来るので「円」を指定して入力します。
また、海外メーカーから送料も込みで支払いを行う場合は、送料分だけの日本円は不明なので、外貨を指定して入力します。
「選択列」は、フォーカスセルの列に対して入力金額を重量割合で按分します(複数の列が選択されている場合は最初に選択したセルの列)。
例えば、現地送料やEXTRA_COST列を選択することで、総額の費用を割り振り、各商品の原価に含めて計算をすることができます。
金額が確定後、出来るだけ早く、例えば納品プランに追加前に入力をすることを推奨します。FCで受領後の入力になると、これらの金額がLISTIQレポートに反映されないケースが出てきてしまうためです。
なお、関税・消費税は通関後すぐに確定しますので、クーリエやフォワーダーからの請求を待つのではなく、先に問い合わせることで金額が分かります。